17世界に離散したユダヤ民族

日猶同視をとなえている人がいます。日本の歴史の底流に、そういう流れがあるのです。

ユダヤでは、今から二千八百年位前に、当時の七十%位のユダヤ民族が滅びたのです。南朝と北朝がありまして、北朝の十部族が、メディアベルシアの攻撃を受けて、滅亡してしまいました。これがサマリア王朝です。南朝は残りました。これがエルサレムです。

十二部族の中の十部族が壊滅して、世界に離散したのです。当時、国が滅びますと、負けた国の青年を全部つれていった。国民を捕虜にしたのです。女でも役に立ちそうな人を、全部、つれていきました。国の中心人物を全部、ユダヤからメディアベルシアに移してしまったのです。

これは、今から三千年位前に起きた事件です。サマリア王朝の十部族が世界に離散して、どこへ行ったかさっぱり分からないのです。その一部の人が日本に流れついた。これが日猶同視の根拠になっているのですが、問題はそれほど単純なものではありません。

聖書の預言を忠実に見ていきますと、「王たちもあなたから出るであろう」(創世記176)とはっきり書いています。アブラハムの子孫からでなければ、王たちは出ないと神が断言しているのです。

王朝は世界にたくさんあります。日本の天皇家は王朝と言えるかどうか分かりませんが、タイ、オーストリア、ベルギーには王朝があります。聖書によれば、すべてユダヤ系になるのです。従って、世界の歴史は、現在の歴史家が考えているようなものは、全然違ったものになるのです。

現在の歴史学者は、学理学説の伝統にそった論理展開をしているだけであって、本当の歴史を述べているのではありません。

日猶どころか、ヨーロッパとアジアの関係、アジアとユダヤ人との関係、アメリカとユダヤ人との関係、黒人とユダヤ人との関係が分かっていないのです。だから世界の歴史の結論は、そうであったのかと言うしかないのです。

日猶は同祖であったと言える時期がくるかもしれません。多分くるでしょう。その時には、日猶どころか、英猶、米猶の問題も明らかになるでしょう。

世界歴史の中で、異邦人の歴史であると思われていたものが、実はユダヤの歴史であったということが明らかになるでしょう。

これがキリスト再臨につながるのです。その時、世界の歴史は完成するのです。現在のように、人間が悪くなるだけ悪くなるという、だらしがない歴史は、終わりになるのです。善とは何か、悪とは何か、歴史の本質は何か、命とは何かが、はっきり分かる時代が、必ずやってきます。

 そういう歴史の大転換のために、日本が重要な役割を演じなければならないのです。


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